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平成28年度に「博士号保有者を対象とした教員特別選考」を行なった自治体の一覧

平成28年度に博士号保有者を対象とした教員特別選考を 行なった 自治体のリストです。 自治体 募集期間 教員免許 秋田県 5/12 ~ 5/31 不要 埼玉県 4/11 ~ 4/28 必要 長野県 4/25 ~ 5/16 不要 静岡県 4/15 ~ 5/6 不要 岐阜県 5/23 ~ 5/31 必要 京都市 4/19 ~ 5/19 不要 和歌山県 4/25 ~ 5/12 不要 山口県 5/13 ~ 6/3 必要 Disclaimer 今年度(平成28年度)に「募集のあった」自治体です。平成29年度の募集(平成30年度採用)があるかどうかはわかりません。  「教員特別選考 博士」で検索して出てきた自治体をピックアップしました。全てを網羅しているわけではありません。  詳細については,各都道府県のwebにてご確認ください。

平成28年度 横手市児童生徒理科研究発表会(小学生)

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横手市の小学生の理科研究発表会を見学してきました。会場の様子は自分では撮影していないのですが, 例えばこちらで見られます。 会場では小学校の先生たちが発表の講評を述べるのですが,そのファシリテーションの素晴らしさが印象的でした。まず,発表の優れたところを取り上げ,それを参加しているオーディエンス(小学生や保護者)に解説していきます。例えば, 「本に載っていたことを実験をしっかり自分で再現して見たんだね。とてもいいことです。自由研究だから,『自分でテーマを考えつかないといけない』と思っているかもしれないけど,本に載っていることをしっかり,自分で確かめてみることはとても大事です。」→先行研究を踏まえることの大切さを,小学校低学年に教えている!! 「この研究は,お家の人とたくさん会話して,相談して進めたんだね。その過程で,自然と触れ合って,それを家族で語り合って,とってもあったかい気持ちになったね」 →研究でとても大事な,「情意面」「向き合う姿勢」に深く踏み込んだ発言をしている。さらに, 日本独特の「理科」の実践となっている。 また,発表ポスターに加えて研究に使った実物を持ってきている発表がほとんど。発表後は生徒全員が実物の前に集まって,発表者と先生が協力して,実物を指差しながら説明していきます。 高校では考えられないスタイルですが,発表会を「学び合う場」として積極的に運営していて,脱帽でした。ぜひ高校にも取り入れていきたいと思います。  以下,発表作品などのスキャンです。

平成28年度 横手市児童生徒理科研究作品展

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今年も,横手市の小学生の自由研究発表会に参加してきました。 場所は昨年と異なり, 浅舞公民館蛭野分館 。もっとも,例年ここで開催していたようで,昨年度が特別(横手市役所での開催)だったようです。 いつも通り,お家の方と小学生で賑わって,充実した作品展でした。  公式資料をもとに,出品数をプロットしてみました。  平成18年度からリニアに増え続け,23年度からほぼ安定しています。今年度は過去最高の653作品!横手市の児童数4149人ですから,約 1/7 の生徒が出品している計算となります。 出品されたポスターとレポートを眺めていると,優れた研究の背景に,それを支える環境があることに気づきます。例えば,親が指導に熱心だったり,兄弟(お兄さんやお姉さん)に影響されて研究を始めたり。あるいは,家が農家で作物の様子を観察することができたり。。 高学年の研究では,研究手法こそ小学生らしさがあるものの,着眼点や研究の展開においては,SSHの高校生顔負け,の研究もあります。いずれにせよ,やっている本人が楽しんで,夢中になって,頑張り続けてやっている様子が伝わるのがいい研究。英語で言う「persistence」が,科学者に重要な資質で,それを持っている子どもの研究が伝わる作品展です。 最後に,この「自由研究」は,親もおじいちゃんもおばあちゃんも妹も弟も科学研究に巻き込まれ,コミュニティがさらにその体験を共有するという意味では,市民社会の科学啓蒙活動として最も充実した体験だと思います。一般の大人がアクティブに科学をする,という意味でこれ以上の活動はありません。子どもの指導をしているうちに「理科って面白い?」と感じる瞬間が訪れます。しかし,その家庭内の様子は学校からも大学からも見えないこと,夏休みの期間限定であることなどから,あまり教育研究の話題にはなっていません。もっと注目して,良いと思います。

メディア掲載

2016年8月1日の毎日新聞14面にて,秋田県の博士号教員と博士教員教育研究会が紹介されました。 瀬々の名前も出ています。

160717 未来の博士養成講座 「ひも理論入門」

「未来の博士養成講座」の講師を担当しました。 リンクはこちら。

湯沢高校「課題研究ガイダンス」 160615

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 湯沢高校理数科さんを対象として,「課題研究ガイダンス」の授業を行ってきました。課題研究のすすめ方の授業です。生徒さんたちはこれから研究を始めるところなので,架空のテーマについて概要(アブストラクト)を作成する「演習」を行いました。 アブストラクトって何?自分の論文を使って紹介しています。今後,海外で発表される生徒さんもおられるとのことなので,良い意識付けになったと思います。   架空の研究の「アブストラクト」を書いています。うまくできるかな?   最後の質問コーナーでは,さらにその先の「論文の書き方」の質問でした!そんな先のことまで準備していなかったので,ざっくりと説明しました。 とても難しい演習だったと思いますが,湯沢高校の皆さんはよく取り組んでくれました。 この演習を通して,そして今後の課題研究を通して「不確実さ,不確定さを含む未来を見据えて行動する計画を立てて,実際に行動する」スキルの大切さと強力さに気づいていただければ,と思います。

秋田大学での講義

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昨年度に続き、秋田大学理工学部の数理 科学コースの講座を担当させていただきました。 リンクはこちら 秋田大学リンク スライドもあります。   昨年はほとんど一方的にしゃべるだけの授業だったのですが、 今回は、「課題研究ガイダンス」でも使用している演習を取り入れてみました。博士号教員としての仕事や、これから理系教員に求められる能力などについてお話してきました。  授業終了後も、秋田大学の担当の先生方と貴重な交流ができました。それぞれ生徒を送り出す側、受け入れる側として、お互いの教育の様子をよく知っておくことがとても大事だなぁ〜、と感じました。

H28 未来の博士養成講座

今年も はじまりました。 高校生を対象として、「ひも理論」の講座をやります。参加した高校生が、少しでも面白いと思ってくれたら。。  日本の 高校の教科書「物理基礎」に物質と宇宙の謎を解く鍵が。。と考えると、感動的。

平成28年度の出張授業

今年度の秋田県博士号教員の「出張授業」プランが公開されています。 平成28年度 博士号教員の出張授業プラン 他の先生のものを含め、大幅にパワーアップした魅了ある授業です。教員の方はぜひご活用ください。   発光ダイオードで遊ぼう!~未来のものづくり~【新課程対応】 こちらの授業は大幅に改良しました。発光ダイオードだけでなく、小学校ではあまり使わない分光器を使って、光の謎に迫ります。 課題研究ガイダンス 課題研究の評価に関するノウハウを詰め込み、ただ講義を聴くだけでない、実習を交えた授業が可能になりました。課題研究で培うコンピテンシー(資質・能力)についてなど、教員の方にも参考に成る授業です。

放射線と環境 160114 桧木内中

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紙風船上げで有名な,桧木内中学校で「環境の達人」として授業をしてきました。 あきた地球環境会議 さんのイベントです。 時間は1時間と限られていましたので,放射線の解説をざっくりとしたあと,「霧箱」で放射線を観察しました。 授業後の昼食は,学校の目の前のラーメン「かしわ家」さんで,生徒さんにお薦めいただいた,「白みそチャーシュー」をいただきました。とても人気で,遠方から食べにくるお客さんも多いそうです。授業も食事も大満足な一日でした。

課題研究ガイダンス 横手高校 160216

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毎年恒例,これから「課題研究」を始める横手高校理数科1年生のみなさんに,課題研究の進め方についての講義を行いました。 今回は新機軸として,「架空の研究テーマのアブストラクトを書く!」という演習をやってもらいました。1時間の時間中,30分くらい使いましたが,結果は大成功!と思っています。限られた時間の中,みなさん,必死に考えてアイデアを出してくれました。 これをきっかけとして,「自分で考えることの楽しさ」に気付いて夢中になってくれる人がでてきたら,そしてそんな人と再会できたら,と思います。みなさん,どうもありがとうございました。

放射線と環境 160225 秋田東中

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あきた地球環境会議 の事業「環境の達人」としての講義2回目です。秋田東中学校の科学部のみなさんが参加してくださいました。 たっぷり2時間,放射線のレクチャー+霧箱です。自分としては本当にたくさんやってきた実験ですが,科学部のみなさんは初めてのようで,十分楽しんでいただけました。 まだまだこの実験が普及していないのは,やはり,ドライアイスを準備する面倒さが原因ではないでしょうか。それに加え,線源も入手しにくかったり,自分でホコリを集めるにしても若干の手間がかかります。 自分も含めて,様々な方が新型の霧箱を開発されていますが,いまだにこのドライアイス式に勝るシンプルかつローコストな方法はありません。画期的な方法がないか,これからも考えていくことにします。