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2月, 2010の投稿を表示しています

大曲小学校 出張授業

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2月16日、2月19日に大曲小学校に行ってきました。3年生の磁石の授業です。 何がじしゃくにつくかな〜?  生徒たちはいろいろ試してみます。 「動いた!」キュウリが磁石で動く瞬間です。 派手なデモンストレーションはしませんでしたが、意外なものが磁石で動く「驚き」を体験できる授業ができたと思っています。 小学生向けの出張授業メニューは、いまのところ今回の「じしゃく」と、「インターネット望遠鏡」の2つです。いずれも学校の学習とリンクさせる形で実施しています。もう一つ、面白いテーマを取り入れたいと考えています。 小学校の授業はいつ行っても大変楽しいです。みなさん、どうもありがとうございました!

かまくら

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横手では昨日から「かまくら」です。今日はかまくらが融けてしまうのでは、と思うくらいいい天気だったのですが、しっかり残っていました。去年は、横手南小のすぐそばに「武家屋敷通り」があることを知らずに見逃してしまったので、観に行ってみました。通りはすごく暗くて、写真もうまく撮れないほどです。そんななか、あたたかいあかりを灯すかまくら。中にいる人たちが「入ってたんせ〜」と呼び声をかけたり、甘酒を持ち込んだりする姿がとても印象的でした。

磁石でキュウリを動かす

強力な「ネオジム磁石」を利用すると、通常の磁石では難しい実験がたくさんできます。なかでも、最もショッキングなのが、 野菜に磁石を近づけると、反発する という実験です。野菜に含まれる水の反磁性のため、このような現象がおきるのです。 来週の出張授業でぜひこれをやろうと思って、準備していました。去年もトライしたのですが、いざやってみると予備実験の段階でうまくいかず、授業ではやりませんでした。 今回はなんとしてもやってやろう、と思って、がんばってやったのがこれです。   参考にさせていただいたのはここです。 http://www.pref.aichi.jp/shin-san/kagaku/nurture/prog/plan/plan/contents/a-8.html   ポイントその1 とにかく反磁性ってのは弱い!なので、キュウリをつるした棒が抵抗なく回るような、最新の工夫が必要です。下から支えてヤジロベエ方式にするときには、軸の部分がとにかく抵抗のないようにまわるような工夫と、バランス取りが必要です。今回のようにつるす場合は、糸に直接つなぐと、糸のねじれ力が働いてうまく回りません。なので、今回のように抵抗の少ないジョイント部分を設ける必要があります。 さらにやっかいなのは、スタンドや接合部などのどこかに磁石にくっつく素材を用いていると、非常に不便だということです。油断してると磁石が飛んでいきます。なので、接合部(糸も含む)は磁石につかないエナメル線です。台は発泡スチロールで自作しました。 ポイントその2 キュウリの皮(青いところ)は全部とる! アホみたいなことですが、なかなか気づきませんでした。水分の少ない皮は除いたほうがよく動きます。   で、こんだけ工夫してやっても、キュウリはそろ~~っとしか動きません。子どもにはウケないかもしれませんが、とにかく磁石で野菜が動くというのは驚きだと思うので、やってみます。

教育応援プロジェクト

リバネスから発行されている「教育応援プロジェクト」という冊子で、秋田に来てから続けている 「インターネット望遠鏡」のことを取り上げてくださいました。  本屋さんでは売っていませんが、全国の高校に届いているはずです。 自分は宇宙に関係のある研究をしていますが、天文少年だったわけではなく、今でも望遠鏡に関してはド素人と言っていいレベルです。こんな自分でもインターネット望遠鏡を使えば、簡単に観測ができてしまいます。凄いです。 来年度もこれを使っていろんなことをやっていきたいと思っています。

海角七号

去年大ヒットした台湾映画です。 公式サイト 日本語字幕も吹き替えもありませんが、amazonで買って観てみました。 大ヒット作なので、すごく期待していたのですが、ビミョ〜。。。 「友子」がやたら怒っているのですが、なぜそんなに怒る必要があるのか、よく伝わってきませんでした。 また、中国語(國語)の練習に、と思って買ったのですが、台語(台湾語)が多くてあまり役立ちませんでした。景美の市場で感じた「台語ワールド」、あれがさらに濃くなった感じです。「あ、いるいる」って感じの登場人物が多かった。それがヒットした理由なのかもしれません。台語がテレビや学校で禁じられていた時期が長かったことも関係があるはずです。だから、日本の「寅さん」みたいなものが望まれているのかもしれませんね。

iPad

iPad ついに出ました。 自宅でその魅力を活かせるのか、いまいち確信が持てませんが、実は教育現場でかなり役立つのではないかと感じています。 動画や画像を見せたいけれど、プロジェクターやテレビを用意するのが不可能なとき、面倒なとき。そんなときに役立つのではないかと。1年分のネタを用意しておいて、授業に常に持っていっておけば、とっさの場合でも、「あ、波の干渉の動画ね、あるわあるわ、これみてみ」というふうに対応できるのでは、と思います。 40人学級で全員に見せるのは難しいと思いますが、20人程度まで(例えば、物理の選択クラス)なら、なんとかなるのではないでしょうか。もしくは生徒に渡してまわしたり(遊ぶ人が出てくるのが問題ではありますが。) ラップトップでも同じようなことはできますが、やはりiPadのように簡単に持ててパッと向きが変えられる、というのは相当に便利なはずです。 こういうモバイルデバイスの最大の利点は、あらためて言うまでもなく、「従来メディアでは絶対に入りきらない量のコンテンツを持ち歩ける」ということです。大量に情報を持ち歩けると、人間の「今日はこんな気分なので、これがしたい」「急に○○したい」という要求に対応できるようになります。iPodは、いわば家のCDラックを外に持っていくことができる、それで成功したわけです。 授業は本来しっかりと計画されているべきですが、やはり時間がなかったり、とっさに「これを見せられたら」と思うことがあります。iPadはそんな要求に応えられるのでしょうか。

湯沢高校 2日目 1/26

湯沢高校 2日目です。 看板メニュー「世界はひもからできている」の授業です。前半の自己紹介を多めにやってから、「ひも理論」の紹介をしました。 今回の新しい試みは、 wxmaxima という数式処理ソフトウェアによるグラフの作成です。Dブレインにつながっている「ひも」の絵を描いてもらうことにしました。 授業の中では実際に作業をしてもらう時間は無かったので、今回も宿題に。おもしろい作品が帰ってきたら、このページに掲載しようと思っています。 湯沢高校のみなさんは、本当に真剣に話を聞いてくれて大変に楽しかったです。 宿題は難しいと思いますが、なんとか頑張ってみてくれると嬉しいです。 どうもありがとうございました!