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9月, 2011の投稿を表示しています

2011/7/30 ~ 8/1 夏季合宿セミナー

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今年度も、秋田県総合教育センターで開催された夏季合宿セミナーに参加しました。秋田県の未来を背負っていく高校生が集い、ハイレベルな勉強や実験に挑みました。1年生を対象とした実験・観察演習で、物理チャレンジの実験課題「氷の密度」を担当しました。 先生から指示された方法ではなく自分で考える実験、そして他校の生徒との共同作業は、生徒たちにとって相当新鮮だったようです。 この1年生のカリキュラムは、物理・生物の両方の実験や講義が盛りだくさんで、大変充実していました。われわれスタッフも生徒もかなり疲れましたが、よい経験になったと思っています。 長期休暇中の合宿は他県でも行なわれていると思うのですが、本県のプログラムは高校の事情を熟知した博士号教員が強力なカリキュラムを組んで行なっているところが売りです。次は12月の冬季合宿です。たくさんの生徒が来てくれることを期待しています。

iPad2を学校で使ってみて

6月にiPad2を購入して以来、 学校での教育ツールとしてiPad2を用いてきました。その感想をまとめてみたいと思います。 40人教室で動画を見せる → × 画面は小さくて後ろの席からは見づらいです。窓からの光による反射も激しい。そしてさらなる欠点は、iPadを「かかげて」持つと、自分から画面が見えないこと。動画のどこを再生しているかがわからず、解説ができません。 「探究」の少人数グループで用いる → ○ Wifi環境のある部屋で使うと、ディスカッションしていてわからないことをその場で調べたり、論文・画像等をぱっと見せたりできて便利です。ときには生徒にも渡して使わせますが、基本的に自分が持つようにしています。 野外研修・博物館研修の写真レポートに用いる→○ SSH台湾研修では、生徒がデジカメで撮影した写真をiPadに取り込み、写真をディスプレイしながら報告会を行ないました。 即席文字ボードとして用いる→○ これも台湾研修内でやったことですが、自分の名前を画面いっぱいに出して自己紹介に使ったり、移動中のバスで中国語の解説に使ったりしました。画面いっぱいにかけばけっこう遠くまで見えます。 インタラクティブな教材として生徒に自由に使わせる→× 一方で、巷で行なわれているインタラクティブな教材の使用まではまだ踏み込んでいません。理由はコンテンツがまだ充実していないことと、iPad自身の重さ、堅さのために、まだまだ生徒に渡して使わせるには不安があることです。あの重さ、サイズでは必ず床に落として破損させる生徒が出ると思います。小学生むけのひらがな、漢字のコンテンツは充実しているので自分の子どもにはさせていますが、その際も落下しないようにかなり気を使っています。 また、個人的には大活躍しています。論文やスキャンした本を電車で読んだり、スケジュールや年間行事予定を見たり、他人に文書を見せる際に用いたり、料理のレシピを出したり、youtubeを見たり、ビデオチャットをしたり。。。大量の文字入力を伴わない作業ならほとんどできる漢字です。家でPCに向かう時間が激減しました まとめ iPadは完成度が高くて、「何でもできるパッド状のデバイス」という新しいジャンルを築いたと思います。あとはどんどん軽く薄く柔らかくなって、5年後には今のiPad2が「なんやこの重いのん、うぁ〜」と笑いの種ににな...

【出張授業】大曲小学校 8/25 9/1 どこでも天体観測

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今年も大曲小学校の子どもたちと星について学んできました。 例年は慶応義塾大学の インターネット望遠鏡 を使って、リアルタイムで星を観察しているのですが、このときは残念ながら望遠鏡が調整中のため使えませんでした。どうしよう。。。と考えたあげく、 i-can の利用を思いつきました。子どもたちが学習しているのは、「夏の大三角」なので、広い範囲が見渡せるi-canはたいへん役に立ちました。 ミニ望遠鏡を教室に持ち込んで、外の景色を見てみます。「あれ、さかさまだ!」 i-canの画像を使って、夏の大三角を作図します。 これが撮影した画像。左半分に大三角が写っています。これだと星座までは見にくいので。。。 白黒反転した物を印刷し、子どもたちに配布しました。中央部にはこと座の形があるのがわかります。教科書の図をみながら、大三角と星座の線を書き込んでいきます。星座を見つけるのちょっと難しかったようで、楽しんでくれていました。 先生方に話を伺うと、やはりこの単元、授業中に実際に星の見方を指導できないこともあって、苦手にされている先生が多いようです。こうやってクラス全員に星座の見つけ方などを指導できるのがこの授業のメリットです。 大曲小のみなさん、どうもありがとうございました。来年も呼んでくださいね!