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「清陵プロジェクト」中3理数系のプロジェクトが無事終了しました

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横手清陵学院では、中・校をあげて、生徒が主体的に選んだテーマに挑む「清陵プロジェクト」にとりくんでいます。中学生は主に地域に根ざしたテーマにとりくんでいるのですが、理数系の探究をすこし取り入れよう、ということで、約一ヶ月間にわたる取り組みを行いました。 授業を担当するのは県南地域の3人の博士号教諭! 大曲農業高校 遠藤金吾先生は、DNAを制限酵素で切断し、電気泳動法でその長さを調べるという、超ハイレベルな実習をしてくださいました。 清陵の須田宏先生は、「コマ」や「ジャイロ」 の実験です。おもしろい動きに生徒のみんなはみ夢中!考察では真剣に考えてくれていました。 そしてわたくしDr. Z は。。。素粒子を身近に感じてもらおう!ということで「はかるくん」を用いた放射線の測定をしました。この内容については、次の記事に詳しく書きたいと思います。

スクール・ニューディール

ちょっと前にこんな話がありました。 理科教材費、どーんと15倍 経済対策に200億円盛る うちの学校でも備品を購入できることになったので、欲しい備品のリストを提出しました。 で、それが終わったかと思えば、次はこんなのが。 スクール・ニューディール 政府の追加経済対策には、世間の注目を集めるエコポイント制度などのほか、目立たないが「スクール・ニューディール」と呼ばれる政策も盛り込まれている。  これは、全国に約3万5千校ある公立の小中学校に対し、今後3年程度で、耐震化工事や太陽光発電システム設置、地上波デジタルテレビの導入、IT環境の整備などを進めていこうというものだ。 IT環境の目玉になるのが大画面の「電子黒板」のようです。 液晶プロジェクターというのはそれなりに便利なのですが、(1)暗いこと(2)投影するのに奥行きが必要なこと と欠点もたくさんあります。通常の教室くらいの広さであれば、大画面のテレビのほうがメリットが大きいかもしれません。授業で何回かブラウン管のテレビにPCの映像を入力して使いましたが、やはり画面の小ささと、PCの画面の映り(あまり鮮明に出力されなかった)がネックでした。 有効に活用できるものが導入されるとよいのですが。

秋田県の大学進学

書くのがめちゃくちゃ遅れてしまいましたが、アエラの記事から 大学進学「高い県 低い県」 全文はAERA 2009.4.27 号にあります。 07年から始まった全国学力テスト。秋田は小学生では2年続けて全国1位。中学生は07年に全国3位、08年には全国2位。高い学力に注目が集まった。 ところが、専門学校や短期大学などを含む大学等進学率は全国平均を約10ポイント下回る43%、4年制大学に絞ると30%強。都道府県別で40位だ。07年度の東大合格者数は東北6県で最も少ない8人。東北大合格者数も、東北勢が上位5位を占めるなか、秋田は10位に留まる。 秋田県に来てからずっとこのことを疑問に思っていました。で、まわりの先生がたに「秋田県の小・中教育は学力テストで全国トップレベルなのに、なぜ大学進学でふるわないのか」と質問したところ、次のような意見が帰ってきました。 小中の「全国一位」というのはあくまで平均点の話。受験で戦うには上位層を伸ばさないと話にならない。 県民性。人との競争を好まない。 わたしのような「博士号教諭」が採用された理由のひとつにも、「学力上位層の充実」ということがあると思います。 では、なぜ上位層が育たないのか?AERAの記事ははその理由にも踏み込んでいて、 県内に就職先が少なく、大学進学へのモチベーションが低い。高校進学が最大の関心ごとになっている。 県内に大学が少なく、身近に大学生が少ないため「大学生像」を描きにくい。 1. については疑問に思いました。少なくとも進学校においては進学へのモチベーションは十分に高いと思います。大学進学率を問題にするなら、職業高校と進学校の生徒数の割合を他県と比べてみる必要があるはずです。 2. についても納得がいきません。たとえば自分は関西育ちですが、高校生のときに大学生の知り合いもいませんでしたし、大学のことをよく知っていたわけでもありません。 いちばん不思議なのは、上の引用にもあるように東北6県の中でも秋田県が最もポイントが低いこと。1. 2. は仙台を除く他県でもほぼ共通しているはずだからです。 この「秋田県の謎」、どれくらい解明されているのでしょうか?この謎がはっきりとわかれば効果的な対策がとれるので、非常に重要だと思っています。

出張授業、新プラン開始!!

ここでお知らせするのが一ヶ月も送れてしまいましたが、すでに県のホームページに今年の出張授業の一覧が出ています。県のページから自分の授業だけをぬきだしたのが こちら。 前年度にやらなかったものは削り、文章自体も書き換えました。 とくに楽しみなのが「 どこでも天体観測 」。慶應の インターネット望遠鏡 を使った授業です。いま、ミラノで3つめの望遠鏡が稼働しようとしています。今までよりきれいな写真がとれるはずなので本当に楽しみです。 リストにない内容にも臨機応変に応じます! ぜひご相談ください! 小中高以外や県外でも(予算的に可能な限り)出張します!  ぜひご活用を!