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3月, 2009の投稿を表示しています

ノーベル賞記念イベント やります!

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10月に小林・益川・南部先生がノーベル賞を受賞して以来、各地で講演が行われていますが、春休みということもあって、3月にイベントが集中するようです。 というわけで、清陵でもイベントを行うことになりました。今回は中高生だけでなく、一般の方にも参加を呼びかけています。一般の方を対象にお話をさせていただくのはこれで3度目です。 素粒子の世界で起こる「対称性の破れ」を専門外の方に理解していただくのは簡単ではないです。今年度やってきた授業の集大成として、おもしろいものにしたいと思います。ご期待ください!   詳細は こちら

博士ネットワーク・ミーティング@つくば 2/7

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つくばへは研究会のために年に一度は行くのですが、今回は物理の研究会ではなくて、「博士ネットワーク・ミーティング」なるものに参加してきました。 詳細はこちら。 http://unit.aist.go.jp/humanres/ci/phd-career/event/network1.html いろいろな方のblogでも紹介してくださっているようです。 ありがたいことに秋田県に来て以来、博士のキャリアパスとして新しい方向に踏み出した、ということでいろいろとお声をかけていただいています。今回は年明けに顔を出した 横串会 の集まりで知り合った方から声をかけていただき、参加することができました。 今回勉強になったのは「論理力の水平展開」という議論。通常、研究者は研究そのもので使う厳密な論理と日常生活を区別して考えています。例えば、研究会の後の飲み会では、研究の話はしても刺身の成分や飲み屋の料金の分析をしたりはしません。なので、研究以外の、たとえば職場での業務の改善等に論理力を持ち込むことにはあまり慣れていません。新しい分野に進んだ博士がその力を発揮するために、こういう場で話し合えたことは非常に貴重だったと思います。 もちろん、「博士教諭」の話もたくさんできました。本当に多くの方々にディスカッションに加わってくださって盛り上がりました。結局、秋田県で既に採用されているわれわれが結果を出すことが重要だ、ということで身の引き締まる思いがしました。>参加者のみなさん、まとめのレポートが遅くなって申し訳ございません>< もうすぐやります。    

2月23日 横手南小学校

またまた小学校での授業です。場所はかまくらが終わったばかりの南小学校。本校の清陵のもう一人の博士号教諭、須田宏先生とのタッグです。内容は再び3年生の磁石ですが、「身の回りで使われている磁石」がテーマです。須田先生はモーターの仕組みについての授業。 さて、自分は何をやればいいのか。。。と、授業に行く前に考えました。身近な磁石の用途を大別すると、 動力(モーターや発電機) ものをくっつける(クリップ等) 情報の記憶 と行った感じに分けられると考えました。1. は須田先生がやってくださいます。で、私は3. をメインにすることにしました。やったのは「電車の切符に鉄粉をふりかける」というもの。よく知られている実験で、「砂鉄 切符」と検索するといろいろ例が出てきます。 前日に模様がちゃんと見えることだけを確認して授業に望んだのですが、実はけっこう奥が深いことがわかって、授業をやりながらどんどん内容をグレードアップさせていきました。 まず、切符には3本の線が現れますが、よく見ると細かい模様があります。これをルーペで観察させて、模様を黒板に書いてもらいました。思いもかけず、「観察→考察」という流れを作ることができて、自分ではけっこう満足していたのですが生徒のみんなはどう感じていたのでしょうか。とにかく、南小学校のみなさん、お世話になりました!

2月12日 刈和野小学校

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初めての小学校での授業です。自分にとっては未知の世界。ただ、夏まで清陵を会場に実施されていた「おもしろ理数教室」を見学させていただけたので、どういう感じになるかはある程度想像がつきました。 授業をうけてくれたのは3年生のみんな。「じしゃくのふしぎ」と題して、いろんなものを磁石にくっつけてみました。                 授業の隠れたテーマは「磁性」です。ネオジム磁石で千円札やシャープペンシルの芯、一円玉など、一見動きそうにないものを動かしてもらいました。ちょうど3年生は「じしゃくにつけよう」という単元で、磁石につくものとつかないものを学んだところです。そこでシャープペンシルの芯のような、絶対に動きそうなものが動くことを体験してもらって、自然の不思議さ、奥深さ、そして実際に実験してみることの大切さを感じてもらおう、という意図がありました。ただ、ちょっと地味だったかもしれません。  最後は磁石の実験ではお約束の「超伝導」。生徒たちは浮遊する磁石ももちろんですが、液体窒素そのものにも興味津々です。やっぱりこの実験のように、普段学校でやらないような大がかりなものをやるとすごく喜んでくれます。       終わってみれば本当に楽しいくて、小学校で授業をやるのが楽しみになりました。刈和野小学校のみなさん、どうもありがとうございました!