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中国語

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中国語を習いに行ってからもう8ヶ月が経ってしまった。今まであまり真面目な生徒ではなかったけれども、それなりに上達していると思う。街中で買い物とか、大家さんや警備員さんと会話とか、以前よりはかなり行動の幅が広がった。でもこれは少なくない時間とお金を費やしている以上、当然だろう。偉大な先人ポスドクT氏と比べると、才能・努力・情熱の全てが不足している。 12月は「實用視聽華話」の第2巻に突入して、授業がかなり難しくなった。いままでの授業は予習しなくてもなんとかなっていたのだが、今月からは予習前提で授業が進んで行くので、さすがにちゃんとやらないとついていけない。 で、この教科書、1巻よりかなり難しいけれども内容も充実している。まず面白いのはストーリー。1巻みたいに各章ごとにバラバラの会話が入っているのではなくて、アメリカの大学生が中国語を習いに台湾、しかもこの教科書が編集された師範大学へやってくる、という筋書きになっている。教科書の中には学校の写真とか食堂の注文票(菜單)とか、台北で暮らしていて見かけるものがたくさん載っている。会話も1巻よりずっと本物の会話っぽくなって役に立ちそう。 台湾に駐在とか留学する予定のある場合、これを買っておいて勉強しておくといいかもしれない。ちなみに僕は台湾に来る前はこの本のことは知らなかった。 1 Practical Audio-Visual Chinese Level 1: Textbook 2上 Practical Audio-Visual Chinese Level 2: Textbook A

ビジターその2

12月後半は日本がお休みモード、しかし台湾はお仕事モード(旧正月が本格的な休みで年末年始は普通にやっている)。というわけで、今週から12月末までが日本人ビジターのピークの模様。なんか、ほぼ毎日セミナーがあって忙しい。 今日はドイツからStefanという方が来られて、NTUのメンバーと歓談。彼の専門であるOrbifold、それと宇宙論やらLHCやらloop quantum gravityやら、いろんな話をしてくださった。さらにそのあと個人的に議論していただけて非常にうれしかった。 Orbifoldというのは、いわば折り紙を折った角のように「とんがった」空間のこと。時空にとんがりがあるとそこで微分積分ができなくなって困るので、ふつうは物理ではなめらかな空間しか考えない。しかしストリング理論では事情が異なる。「とんがり」のまわりをうようよしている量子的なストリングのおかげで角が「なめらかに」なって、物理的な空間として扱えるようになるのだ。あまり直感的な理解をしてないので「なんで?」といわれても「計算したらそうなる」としか答えられない。ストリング理論の特徴的な性質のひとつだと思う。

ビジター

先週もお客様がたくさん来てくださってにぎやかだった。lattice QCDのグループではKEKの若い方々3名が滞在。なかでも山田氏は大学生時代からの付き合い。年に何回かはKEKに行くので、そのたびに会えるのは嬉しい。台湾大学物理棟13F周辺の日本人の数は去年より減少したものの、こうしてビジターが来るとすぐに日本人だらけの状況ができあがってしまう。ここは日本なのかと錯覚してしまう。 週末は家族と楽しく過ごせた。娘は予防接種で注射針を太腿にブスっと刺されたが、まったく嫌がることなくむしろケラケラ笑っていた。つおい。

Safari and Gmail

今週末ごろにMacのアップデートをしたら、Safariがアップグレードされた。といっても外見も機能もほとんど変わらない。ただ、 ここ にあるように、Gmailのオートコンプリートが効かなくなった。メールを書くときはいつもこの機能を使っていたのですごく不便。バグのようなのでそのうち対応してくれることを期待。

台北101

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DSCF5823.jpg Originally uploaded by ztaro21 今週の台北は快晴だった。先週はずっと雨が続いていたのでかなり嬉しい。今日もいい天気で、「101に行くなら今日しかない!」ということで家族みんなで台北101へ。 101の展望台から見える景色は、まさに「リアルGoogle Map」といった感じ。豆粒大の車やバイクがごにょごにょと交差点を曲がっているのが見える。写真は台湾大学を狙って撮影したもの。真ん中の白い物体が台湾大学の体育館。隣の運動場も見える。 日頃は庶民的な雰囲気の台北市南部で暮らしているので、ここに来るたびに強烈な「都会」を感じる。東京でいうと上野から表参道ヒルズとか六本木ヒルズに行くようなもの。 たまに台湾を訪れた外国人が、「沢山お金をかけてあんな高いビルを建てて、意味あんの?ばかばかしい」と漏らすことがある。まぁそれも一理あるけれども、少なくとも僕にとって101はそう捨てたものでもない。まず101の写真を撮るのは非常に楽しい。市内のいろんなとこから見えるからいろんな写真が撮れる。夜は光ってすごく奇麗。昼は101の見え具合で天気の善し悪しが一目瞭然。ほかの場所から帰ってきたときに、101が見えると「帰ってきたなぁ」と一安心。 日本にこういうランドマークがあったかな、と考えたとき、かつては東京での富士山がこういう役割を果たしていたのだろうなあ、と思った。晴れていればどこからも見える存在。そうか、101は「台北人にとっての富士山」なのか。

COSPA

昨日から台大で COSPA という国際会議をやっている。毎年恒例の宇宙論の会議。部屋を二つ使ってパラレルセッションで、しかもトークの時間はかなり短かいので、かなりトークを詰め込んでいる感じだ。 去年は何日か出席したけれど、今年は今日の午前中のstring・素粒子関係のトークだけ聞くことにした。QCD、現象論、stringといろいろ盛りだくさんだったけど、stringはほとんど台湾の「身内」のトークだった。Bin Chen氏とSeoktae Koh氏は、時間座標と空間座標が非可換な場合にCMBがnon-gaussianになる、という話をしていた(この方面では、R. Brandenberger と師匠のPei-Mingの仕事が有名らしい)。 他の身内のトークは、古内さんの話以外は聞いたことのあるネタだった。古内さんは壮大なプランについて話してくださった。壮大すぎてあまり理解できなかったので、また個人的に聞いてみよう。 午後からはみんな遠足に行ったり、オフィスに戻ったりで、ぼく一人になってしまった。朝早くてかなり疲れたので、某有名ポスドクとだべって、そのあと書類を書いて終了。

blog開設

ポスドクとして台湾に来てから、もう1年以上も経ってしまった。海外でポスドクをするのは初めての経験なので、こっちに着いたときからブログを初めていれば他の人にとっても少しは役に立つような、面白いものができたのかもしれない。でも、なんとなく始めるタイミングを逃してしまっていた。 で、最近、日本に残してきた家族と合流したのを期にブログを始めることにした。日記とかジョキングとか、長期間コツコツと続ける類のものは長続きしたことがないのだが、このブログもどうなることやら。