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9月, 2015の投稿を表示しています

横手市小・中学校 児童生徒理科研究作品展 2

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会場の様子です。横手市役所南庁舎1Fの大きなスペースが会場です。  「工作部門」には作品がずらりと並んでいます。楽しそうな作品がいっぱい!   研究ポスターもホールにいっぱい並んでいます。理科の授業がまだない1年生,2年生の作品もたくさんあります。

iPad Proはノートになるか

iPad Pro  が出ました。 自分にとって,そしておそらく多くの研究者にとって,ノートの管理は永遠の課題なのではないでしょうか。 自分の場合,「ノートを忘れずに持ち歩く」ということがなかなかできずにいます。いいアイデアがあったり,ちょっとした時間ができたりしたときにすぐ書きたい,と思うと,結局そのへんの裏紙になったり,チラシになったりします。決まったノート1冊を持ち歩けばよいだけかもしれませんが,そのノートはすぐいっぱいになります。あとから検索もできません。 というわけで,これまでiPad用がノートの代わりにならないかと思って,何種類かペンを買ったりしてみましたが,どれもダメでした。ペン先の位置と文字が表示される位置と文字のズレが気持ち悪く,しかも書くスピードに全く追随してきません。 タブレットがノートの代わりになる日は来るのでしょうか。依然としてノートには,「軽い」「安い」「投げても重ねても平気」「曲げられる」というメリットがあり,これを追い越せるのはしばらく先になりそうです。研究とか授業をやっていて思う理想は,「書き込めて,捨てられて,投げられて,なおかつ動画やシミュレーションが動いたり,投票マシンになったりする」紙です。 地方では当分見られなさそうなiPad Pro なので,出張に行ったついでに触れればいいなと思っています。

横手市小・中学校 児童生徒理科研究作品展

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平成27年9月13日(日),標題の発表会を観てきました。 いわゆる「小学生の自由研究」の発表会です。      作品は「理科工作部門」「採集標本部門」「研究記録部門」に分かれています。それぞれ,生徒の作品がホールに展示されており圧巻でした。資料によると,その数602点! ちなみに,現地で渡される資料には,テーマがずら〜っと並んでいます。 その一部を記載します。(児童の名前は載せていません。)   学校で課題研究の指導をやっていて,結局やっていることは,この自由研究の指導とそれほどかわらないな〜,ということがよくわかってきました。子どものナイーブな自然観から,いかにして,科学的な探究へと進んでいくか。指導する保護者の腕が問われますね。結局,いい研究からは,「家に研究に対して肯定的な文化があって,そして夏休みイキナリ,でなく,日頃も研究のことを考えていている」ような家庭から出てくるのではないか,そんな気がしました。つまり,「自由研究は夏休みのやっつけ仕事ではなくて,あなたにとって,大事なものだよ」と言ってあげられる家庭です。これは学校でも同じだなぁ,と感じました。 市長賞などの上位入賞した研究は,まさに科学者顔負けの態度・姿勢で研究に向かっていることがよく理解できました。 思いついたことをいくつか。 中学校,高校と進むにつれ,「自由研究」はなくなります。なんでなくなるのでしょう?とてもいい取組なので,自分の授業でやってみてもいいかな〜,と考えたりしています。 夏休みになると書店に並ぶ「理科自由研究の本」が,ふつうの家庭にとって,唯一の自由研究指導のよりどころかと思います。完全に保護者向けの「自由研究指導者入門」みたいな本があれば,とても有用だと思います。 これだけ充実した取組なのに,web上に情報がないのはとても勿体ないです。校内で声をかければそれで住む,と言えばそれまでですが。。。いまや,保護者もまっさきにwebで情報を探す時代なので,1枚の要項だけでもアップされていると保護者はさらに助かります。さらに,個人情報が特定されない範囲で成果を載せれば,横手の優れた教育のアピールになります。こういった情報を...

東ロボ君は物理が苦手

人工知能「東ロボ君」がセンター模試を受けた結果が話題になっています。  (以下, 小川もこ デリシャス・タイム さんからの引用) 2013 2014 総得点 387点(45.1) 386点(47.3) 平均 459点 422点 英語 52点(41.0) 95点(50.5) 国語 42点(44.7) 69点(54.2) 数学ⅠA 57点(51.9) 40点(46.9) 数学ⅡB 41点(47.2) 55点(51.9) 世界史B 58点(55.2) 52点(56.1) 日本史B 56点(56.1) 44点(48.2) 物理 39点(48.3) 31点(49.0) どうも,当ロボ君は物理がとても苦手のようです。人工知能と人間の思考は異なる点が多いので,これが,多くの生徒が「物理は難しい」という根拠といえるかどうかはわかりません。しかしながら,人工知能の苦手なことして, ・図形を認識すること ・暗黙に仮定された文脈を理解すること  があげられていますが,どちらも物理の問題に多く含まれる特徴といえます。なので,「人工知能にとって難しいことは,人間にとっても難しい」ということが少しは言えるのかもしれません。 「人口知能」の研究は,今後の指導要領改訂,入試制度改革にとって大きな意味を持つと考えています。人工知能が苦手な問題を抽出することにより,新しい制度が求める「文脈重視,コンピテンシー重視」の問題を作成するフィルタとして機能し得ます。 また,新制度への移行も促進されるはずです。すでに議論されているように,もし東ロボ君が高得点をとれるようになれば,「機会より劣る結果を出すために,少なくとも高校の3年間,死に物狂いで勉強する」ことの価値は薄れていくでしょう。もちろん,アスリートが車より速く走れないように,人間が問題に挑むことの価値は十分にあります。しかしながら,将来の職業に与える影響は甚大です。人工知能が普及するなかで, 「人工知能はけしからんから,一切使わずに,昔に戻せ」という議論は十分に起こりえます。しかし例えば,今,「自動車はけしからんから,全部,飛脚や馬に戻せ」という議論が成立するでしょうか。技術が普及してしま...