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台湾の台風被害

たいへんなことになっています。 台湾の災害対策センターが発表した最新統計によると、15日午後10時までに、台風8号「モーラコット」による死者は124人、このほか、負傷者45人、行方不明者56人となっている。 また、島内の農林水牧業は、台風により約120億台湾ドル以上の被害を蒙った。 15日午後、台湾海峡交流基金会は大陸サイドの海峡両岸関係協会に電報を送り、先日提供された仮設住宅に続き、手動及び自動の消毒機各500台、毛布1万枚、寝袋1万個などの救援物資の提供を求めている。 ここ数日、同じく台風の被害を受けた広東省では、台湾の投資家や各界人士による台湾被災地へ義援金を送る活動が展開されている最中だという。 わずかながら募金をしました。窓口はこちら 台湾台風8号水害義援金口座が開設 日本で大使館にあたる業務を行っている機関です。(公式な大使館はありません。)

大曲の花火

全国的に有名な 大曲の花火 。去年は大雨の中、ペア席に陣取って、寒さにこごえながら鑑賞しましたが、今年は晴れでした。ちょうど花火の時刻に秋田空港から横手まで帰らなくてはならず、ドライブ中の鑑賞となりました。花火がやっている時間帯だったのでさしたる混雑もなく無事家に辿り着きました。ちなみに横手からもかすかにではありますが花火は見えました。 さて、花火は物理の教材として大変優れています。とりあえず思いつくものは 放物運動の式で軌跡を計算してみる。ビデオの映像と比較できればいいですね。 音速と光速の違い。花火までの距離がかんたんに割り出せます。これもビデオを使うとよいですね。 花火の色。どんな原子のスペクトルが出ているのでしょうか。 詳しく調べていませんが、いずれも実践例があると思います。 日本トップクラスの花火をネタに授業ができる秋田県。最高ですね!

イーハトーブ

岩手県花巻市に行ってきました。宮沢賢治で有名な場所ですね。関西にいたころは遠い遠い世界「イーハトーブ」も、いまやお隣さんです。家からは1時間強で行けてしまいます。 宮沢賢治といえばいまや国民的作家と評されていて、教科書でもやりますし(「永訣の朝」を学んだ記憶が)、個人的にも「銀河鉄道の夜」を読んだりしたのですが、文学センスに乏しい自分には何がそんなにすごいのか、面白いのか、よくわかっていません。で、いまいちど読んでみようと思ったのですが、いまはこんなものがあります。 青空文庫 このサイトにはテキストとXHTMLしか置いていないのですが、紙に印刷したければ、例えば てふてふ君 ここでpdfファイルが作れます。便利ですね。

夏季合宿セミナー

昨年度から秋田県が行っている「夏季合宿セミナー」、今年もやってきました。 秋田県には大学進学塾や予備校が少なく、違う学校の生徒が一緒に勉強をするといった場面があまり発生しません。塾で「あの学校はこんなにやってるんだ」とプレッシャーを感じる場面、そういうものが少ないわけです。この合宿ではいろんな学校からの参加者が集まるので、そういった刺激がビンビンと感じられる、生徒のみなさんにとっては絶好の機会です。秋田県の「博士号教諭」はこの合宿の実験観察演習、講義、交流会などに全面的に参加することになっています。 個人的に、この合宿をどういうものにしたいか、ということを考えるときに常に心に描いているのが素粒子(理論・実験)、原子核の分野の大学院生が集う「 原子核三者若手夏の学校 」です。自分も学生時代に参加して、「○○大学の連中はここまでやっているのか」とか、いろんなことを現地で話して刺激を受けていました。高校生の合宿とはやや状況が違うかもしれませんが、あれくらい他校の人たちと仲良くなれたらな、という目標にしています。 「初対面の人とのコミュニケーション能力」は高校の現場ではもっとも養いにくい力でしょう。でも社会ではとても大事です。学校の中でも、あまり知らない先生や上級生に質問することがあるかもしれません。推薦やAOで入試に使う人もいるはずです。この合宿でそういう力が着実に養えるように提案をしていきたいと思います。