夏季合宿セミナー

昨年度から秋田県が行っている「夏季合宿セミナー」、今年もやってきました。

秋田県には大学進学塾や予備校が少なく、違う学校の生徒が一緒に勉強をするといった場面があまり発生しません。塾で「あの学校はこんなにやってるんだ」とプレッシャーを感じる場面、そういうものが少ないわけです。この合宿ではいろんな学校からの参加者が集まるので、そういった刺激がビンビンと感じられる、生徒のみなさんにとっては絶好の機会です。秋田県の「博士号教諭」はこの合宿の実験観察演習、講義、交流会などに全面的に参加することになっています。

個人的に、この合宿をどういうものにしたいか、ということを考えるときに常に心に描いているのが素粒子(理論・実験)、原子核の分野の大学院生が集う「原子核三者若手夏の学校」です。自分も学生時代に参加して、「○○大学の連中はここまでやっているのか」とか、いろんなことを現地で話して刺激を受けていました。高校生の合宿とはやや状況が違うかもしれませんが、あれくらい他校の人たちと仲良くなれたらな、という目標にしています。

「初対面の人とのコミュニケーション能力」は高校の現場ではもっとも養いにくい力でしょう。でも社会ではとても大事です。学校の中でも、あまり知らない先生や上級生に質問することがあるかもしれません。推薦やAOで入試に使う人もいるはずです。この合宿でそういう力が着実に養えるように提案をしていきたいと思います。

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