課題研究ガイダンス 大曲高校 140520





大曲高校さんで「課題研究ガイダンス」の内容を行なってきました。参加してくださったのは大曲高校の科学部のみなさん。研究テーマの設定方法や文献調査の方法について,お話してきました。中身は横手高校さんで実施したものとほぼ同じですが,トークの終了後に,参加してくださった生徒さんたちとミーティングを行い,それぞれの研究テーマについてアドバイスをしました。生徒さんたちはやや緊張していた様子でしたが,自分が帰ったあとには,自分たちの研究テーマについて活発に議論していた,と顧問の先生から報告を受け,少しは役に立ったのでは,とホッとしています。

高校生の研究とプロの研究者の研究,なにが一番違うかというと,「自分たちの研究がどう評価され,学問分野の中でどう位置づけられ,社会や専門分野にどうインパクトがあるか」ということを意識しているかどうかだと思います。小学校,中学校での理科指導の「自然現象に対する好奇心」が最重要なのはもちろんなので,その段階ではそれでかまわないと思います。が,SSHや科学部などである程度充実した活動を行うなら,そういったことも「ちょっとづつでいいから,気にしていこうよ」という態度で話をしています。

先行研究を調べたり,論文を書くときに文献を適切にリファーしたり,発表会のときに様々な専門家と議論したり。高校生たちは,そういった行為が重要であることを,課題研究にしっかりとコミットしていく中で学んでいきます。最初はわかってくれないのですが,1年くらい発表会などに参加させつつ,ある程度の自由度を与えて,自分たちのテーマに取り組んで行く中で学んでいくのです。

大曲高校のみなさんが大きく成長してくれることを期待しています。どうもありがとうございました。









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