基研主導研究会 2012ー原子力・生物学と物理 8/8~10

基研主導研究会 2012ー原子力・生物学と物理

最近の放射線教育の成果を発表してきました。夏の京都は暑い!!!秋田が恋しくなります。場所は私のような理論物理屋にはおなじみ、京都大学基礎物理研究所です。湯川博士の銅像があります。

研究会プログラムにあるとおり、内容は盛り沢山。原子力研究者、放射線生物の研究者、そして教育研究者と多彩な顔ぶれ。よくぞここまで集まったものだと思います。まだまだ知らないことが多く、本当に勉強になりました。

福島原発の事故検証では、事故直後の様子はかなり研究が進んでいるものの、1ヶ月といった中期的にはまだ何が起こっていたのか、まだまだ明らかにされていない、というお話が印象的でした。

生物関連では、渡邉先生の説(セントラルドグマとは異なるがん化のメカニズム)の話を初めて聞いて驚きでした。低線量の影響については、まだまだ研究が必要なのだと感じました。

3日目はすぐ帰らなくてはいけなかったのですが、山本さんら仮説実験授業の方々による「林式霧箱」のパフォーマンスの良さにびっくり。自分の霧箱もかなり自信を持っていたのですが、動画では断然あちらに軍配が上がります。被災地や温泉で測定していたのもすごい!授業の構成も素晴らしいです。

本当に実り多い研究会でした。スタッフの皆様ありがとうございました!

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