中学生理数アカデミー 最終日 2011/11/26
秋田県内で合計4回行なわれた、中学生理数アカデミーの最終日です。この日は横手からはいちばん遠い大館国際情報学院が会場でした。県北地域の中学生が集まって放射線の実習を行ないます。 この数日前から風邪をひいてしまい、熱でフラフラする中、やっとの思いで前日の25日に大館入りしました。生徒も同様に欠席者が多かったです。 前半の「はかるくん」を用いた測定です。雨の集まるところで線量が高いと報道されることが多いので、測ってくれたグループがいくつかありました。空間線量が0.03μSv/h 程度に対し、雨樋では0.05μSv/hとやはり差があるようです。コンクリートの壁や、実験室の隅も多少高く出ました。いずれにせよ、通常の範囲内であったことを強調しておきます。 霧箱実習の様子。自分はマスクをかぶっています。 長かった理数アカデミーもやっと終わりました。放射線汚染が心配されている現状で、このような授業を全県の中学生に対して行なえたことは本当に有意義だったと思います。授業を受けた生徒たちは、通常の空間線量を自分で測ったり、環境放射線をこの目で見たりしているので、今後の報道等に対しても自身を持って、自分でしっかり考えることができると期待しています。