平成28年度 横手市児童生徒理科研究発表会(小学生)
横手市の小学生の理科研究発表会を見学してきました。会場の様子は自分では撮影していないのですが, 例えばこちらで見られます。 会場では小学校の先生たちが発表の講評を述べるのですが,そのファシリテーションの素晴らしさが印象的でした。まず,発表の優れたところを取り上げ,それを参加しているオーディエンス(小学生や保護者)に解説していきます。例えば, 「本に載っていたことを実験をしっかり自分で再現して見たんだね。とてもいいことです。自由研究だから,『自分でテーマを考えつかないといけない』と思っているかもしれないけど,本に載っていることをしっかり,自分で確かめてみることはとても大事です。」→先行研究を踏まえることの大切さを,小学校低学年に教えている!! 「この研究は,お家の人とたくさん会話して,相談して進めたんだね。その過程で,自然と触れ合って,それを家族で語り合って,とってもあったかい気持ちになったね」 →研究でとても大事な,「情意面」「向き合う姿勢」に深く踏み込んだ発言をしている。さらに, 日本独特の「理科」の実践となっている。 また,発表ポスターに加えて研究に使った実物を持ってきている発表がほとんど。発表後は生徒全員が実物の前に集まって,発表者と先生が協力して,実物を指差しながら説明していきます。 高校では考えられないスタイルですが,発表会を「学び合う場」として積極的に運営していて,脱帽でした。ぜひ高校にも取り入れていきたいと思います。 以下,発表作品などのスキャンです。