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11月, 2018の投稿を表示しています

情報教育研究大会 181126

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秋田県の「情報」を教える先生が集まる研究会に参加してきました。会場は秋田県立大学本荘キャンパス。 次期指導要領の話が衝撃的でした。必修の「情報I」では,基本的なプログラムとアルゴリズム,情報デザイン,データサイエンス(データベース含む),ネットワークプログラミング。。などなど,幅広い内容の基本的な理解と,実際に手を動かしてごく簡単なことができる能力が求められる。 って,だれが教えるねん。。。できる人おらんやろ。。 扱う範囲が幅広いので,たとえ情報学科出身でも全部カバーできるとは思えず,この指導内容に焦点を合わせた教員養成が必要と感じます。文科は状況的に「待った無し」ということで焦っているのだろうけど,結局現場の教員と生徒が苦労するので,充実したサポート体制が不可欠でしょう。

物理教育学会東北支部 実験講習会 181124

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秋田県で2度目の開催となる講習会です。 今回は実験講師ではなくてお手伝いでした。去年より参加者が増えて盛り上がったのが本当に良かったなぁ,と。。。  2年後には仙台で全国大会です。 https://sites.google.com/site/pesjtohoku/home/info/di5huigaoxiaowulinoshouyeniyilitsujibenshiyanjiangxihuiindongbeiqiutian

理数科合同研修会:It from qubit 181112

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秋田県の高校理数科の生徒さんを対象とする研修会で講師を担当しました。 ながらく、霧箱の実験を行ってきたのですが今回は新ネタです。 qubit (量子ビット) とは、いわば原子で作ったビットのことです。宇宙は量子ビットの集まりなのでは、という話が、最近の理論物理で盛んにに研究されています。 ただ、量子ビットを使った高校生向けの演習は開発できておらず、 代わりに古典ビットを使った「セルオートマトン 」の実習を行います。 学校で退役したPC14台を活用しました。OSは linuxmint 、開発環境には processing を使います。サンプルコードは The Nature of Code を使いました。すべて無料です。 まず、「ルールシート」にセルオートマトン のルールを書いておき、方眼紙に手書きでパターンを書いていきます。しっかり塗り方を理解してくれていたようで、驚きです。さすが理数科の生徒さんたち。続いて、プログラミングに入ります。サンプルーコードを修正していくことで、自分なりのプログラムに仕上げていきます。 次は、自分たちで設計したルールで描画してみる!生徒さんの力作を掲載させていただきます。プログラム走らせているときに「おー」と声もあがり、楽しんでくれたのだな〜、と思いました。  最後に、it from qubit の話をして時間終了! 特に大きなトラブルもなく、うまくいったと思います。 準備は大変だけど、けっこう楽しい!!! 今回は古いPCを活用しましたが、ipad とか surface で、ネットにつないでできると、軽くて準備が楽ですし、さらに幅が広がりそうです。 興味を持ってくれたひとがさらに自分で楽しめるよう、「サポート文書」も配布しました。