秋田県SSH指定校合同発表会

秋田県内のSSH校が集結して発表を行う、「秋田県SSH指定校合同発表会」に参加してきました。 要項はこちら。





今回はSSH以外の3校が「招待校」として参加しました。横手清陵秋田北は以前から課題研究に取り組んでいる学校です。秋田南はSGH校です。

課題研究の良いところは、通常授業ではなかなか難しい、「新しい価値を産み出す」体験ができることでしょう。通常の教科学習で身につけるスキルや知識はもちろん重要なのですが、結局、それを使って新しい価値を産み出して、社会に貢献することが大事です。それにはイノベーティブもしくはクリエイティブな視点が重要です。でも、理系の課題研究においても、要求するスキルが重くて、「遊び」のない研究になってしまいがちです。

そんななか、秋田南高校さんの発表を含め、自由な発送で、社会問題の解決に向かう研究がいくつかありました。まだまだ未熟なところもありますが、高校生らしいアイデアが詰まっていました。地球温暖化、人口減少、環境汚染、遺伝子組み換えなど、現代的な諸問題への解決策が示されていました。なので、「君たち自身が、『自分たちの世代はこんな問題を抱えて困っている。解決しようとしている』と真剣にアピールする。その行為自体がひとつの解決策になるのだよ」と伝えました。

世界、国、文科省、県 から、「21世紀に必要なスキルが云々」とか、「これからの科学技術が云々、知識基盤社会が、人工知能が」とか、いろんなセリフが降りてきて、子どもたちに、えらそうに話します(自分も含めて)。でも、それらを肌でいちばんわかっているのが子どもたちで、大人、教師、親はなにもわかっていないのでは、と、たまに感じます。よい経験になりました。












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