「ヒッグス粒子・日本・東北」を開催します!!!
2013年度ノーベル物理学賞「ヒッグス粒子」に関連したイベントの講師を務めることになりました。奮ってご参加下さい。
今回のノーベル賞受賞に関して,様々なところで講演が行われています。特に東京で行なわれた公開講座 は大盛況だったと伝え聞いています。
実験の当事者として関わったわけでもなく,現象論の研究者でもありませんので,ここ秋田・横手で開催する意義,そして自分が講師を務める意義ををよく考えた上でお話しようと思っています。すなわち,
今回のノーベル賞受賞に関して,様々なところで講演が行われています。特に東京で行なわれた公開講座 は大盛況だったと伝え聞いています。
実験の当事者として関わったわけでもなく,現象論の研究者でもありませんので,ここ秋田・横手で開催する意義,そして自分が講師を務める意義ををよく考えた上でお話しようと思っています。すなわち,
- 非科学者・非専門家にとってわかりやすい「ヒッグス粒子」の説明とは?
- 「ヒッグス粒子」の理論は抽象的で理解しづらいので,これまでに様々な「たとえ話」が考えられてきました。今回,参加の皆様に協力していただくことで,それらの「たとえ話」の有効性を検証したいと考えています。
- 地域で科学を語る場を作りたい
- 非常に少数派ではあっても,科学に感心のある大人は確実に存在します。そんなみなさんで集まって,あれこれ話し合う場にしようと思います。タイトルの「日本・東北」はそれを意識しています。
参加申込方法
電話・FAX・e-mailにて,担当まで
・お名前
・お電話番号
をお知らせください。複数名でご参加の場合は,代表者のお名前と人数を
お知らせください。
※FAX・e-mailの場合は,本文またはタイトルに
「12月15日 わくわくサイエンス参加希望」
とご記入ください。
※定員65名に達した時点で,受付を終了させていただきます。
ご了承ください。
申込先
担 当 教諭 福原 克弘(ふくはらかつひろ)
TEL (0182)35-4033
FAX (0182)35-4034
E-mail: yokoteseiryoukoutougakkou@pref.akita.lg.jp
1 目的 スーパーサイエンスハイスクール事業の一環として、ノーベル賞を受賞した最先端研究に関する講演会を実施することにより、科学に関心のある地域住民との連携を深める。
2 日時 平成25年12月15日(日)
13:30~16:30
3 場所 横手市交流センター Y2(わいわい)ぷらざ
3階 研修室3
(秋田県横手市駅前町1番21号)
4 講師 瀬々 将吏 (秋田県立横手清陵学院高等学校 博士号教員)
5 内容 「ヒッグス粒子・日本・東北
~2013年ノーベル物理学賞を受賞した
世界中の物理学者たちの挑戦~」
13:30~15:30 講師による講演
15:30~16:30 談話会
6 主催 秋田県立横手清陵学院中学校・高等学校
SSH推進部
2013年のノーベル物理学賞は、物質に質量をもたらす「ヒッグス粒子」の理論を提唱したフランソワ・アングレール氏と、英エディンバラ大学のピーター・ヒッグス氏に贈られました。この受賞のきっかけとなったのは、国際研究チームによる「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」における「ヒッグス粒子」の発見でした。両氏が理論を提唱した1964年から49年もの年月を経て、世界中の物理学者が到達した「世紀の大発見」といえます。
実は、この大発見には多くの日本人が関わっています。アングレール、ヒッグス両氏の理論の土台になっているのは、南部陽一郎博士が提唱した「自発的対称性の破れ」です。また、LHCでは日本から巨額の資金と研究者が提供されただけではなく、「ものづくり企業」の高度な技術が活躍し、「日本の貢献なくしてはLHCは実現できなかった」と言われています。さらに東北の北上山地が、次世代の巨大線形加速器「国際リニアコライダー(ILC)」建設の筆頭候補にあがっています。
本イベントでは、「素粒子ってなに?」「ヒッグス粒子ってなに?」という疑問に答えるべく、この分野で研究してきた博士号教員ならではの視点で、わかりやすく講演します。それとともに、それらの研究がわたしたちの暮らしとどうかかわるのか、どうかかわっていけばよいのかを地域の皆様と語る機会・場所になればと考えています。