大館鳳鳴高校 「世界はひもからできている」
11月4日に行なわれた出張授業です。この授業は大館鳳鳴高校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)活動の一環として行なわれているもので、企業、大学の講師や秋田県の博士号教諭が集結します。私は昨年度に続いて2回目の参加です。
今回も前回と同様に、ひも理論のお話をしました。前回お話をしたときは、ひも理論にあらわれる高次元空間やDブレインに強い関心を示した人がいて、大変嬉しかったのを覚えています。今回も負けずおとらず、授業後にはたくさんの質問が飛び交いました。
授業のときにいつも思うのですが、終了後の時間がとれなかったことが残念でした。例えば大学のセミナーだと、公式な質疑応答が終わったあとも、話題に興味を持った人は講師のところに集まって、質問や議論をします。その後さらにお茶やご飯をしながら、気楽に話し合います。研究者にとっては、こういった、本音で語り合える「非公式な会話の時間」がとても大切なのです。この課題については、今後どういう形で高校での授業に盛り込めるか検討していきたいと思います。
当日は時間がだいぶオーバーしてしまい、ご迷惑をおかけしました。大館鳳鳴高校のみなさん、どうもありがとうございました。