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11月, 2013の投稿を表示しています

アイソン

もうすぐ近日点通過です。たいへん位置が低くなっていて,インターネット望遠鏡でも観測ができません。また,望遠鏡のあるニューヨークはしばらく天気が悪いです。 12月上旬に美しい尾を見せてくれることを願っています。

秋田県立美術館

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9月に本オープンした 秋田県立美術館 に行ってきました。 常設展:秋田の行事 この美術館の目玉ですね。前の場所「平野政吉美術館」での展示に比べて,展示スペースは奥行きが狭く,やや窮屈な感じを受けました。また,展示場が暗くて,目が慣れるまでにすごく時間がかかります。絵の位置もちょっと高くなっていて,照明の反射も気になります。前の方が良かったような。。。。保存のことを考えて照明を落としているのかもしれませんが。「秋田の行事」以外の絵も,暗さのせいで前観た時のような感動がありませんでした。 企画展: あっぱれ北斎 北斎の画の復元ですが,復元の方法にすごく工夫があるようです。サイズも本物に比べてかなり大きく見応えがあります。 以前は東京でオリジナルを観たことがあるので北斎展は二度目ですが,毎回圧倒されます。滝を描いた絵なんかでは,滝の動きをいかに表現するかに挑戦していて,サイエンスの心を感じます。 充実した訪問でした。

インターネット望遠鏡で撮影したアイソン彗星

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慶応義塾大学インターネット望遠鏡 で撮影したアイソン彗星です。ニューヨークにある望遠鏡を遠隔操作して撮影しています。日本時刻では18時から20時ごろの撮影です。 今日もニューヨークの天気が良かったので狙ってみましたが,昨日よりも彗星の位置がかなり低くなっていました。彗星そのものはとらえることができたのですが,すでに明るくなってきたためにまわりの星が写りませんでした。 これから近日点(29日)まではかなり難しい撮影になりそうです。

生物分野のarxivみたいなの

http://johokanri.jp/stiupdates/policy/2013/11/009250.html より 先日小欄で紹介した生物学分野のプレプリントサーバー" bioRxiv" が11月11日、登場した。 プレプリントの投稿、閲読は無料で、運営費は米Cold Spring Harbor Laboratory(CSHL)が負担する。投稿は自由も、「本物」の科学のみが選別掲載される。また、生物学・生命科学分野に特化しており、臨床研究など医学分野の論文は対象外。 物理・数学分野のプレプリントサーバー"arXive"同様、査読後に出版される前の研究成果の迅速な流通とフィードバックの活発化が期待されている。 「プレプリント」というのは論文の「前刷り」,つまり学術雑誌に投稿する前の原稿のことです。学術雑誌の査読,そして掲載まではかなり時間がかかります。早くても半年くらいでしょうか。それを待っていると,自分の書いた論文の内容すら忘れてしまいかねません。そうならないよう,研究者の間でプレプリントを交換する文化があります。昔は印刷したものを研究室に送っていました。 理論物理,数学の分野では arXiv というプレプリントサーバーを使用するのが普通です。大半の論文が投稿されるので,これだけチェックしていればまず大丈夫です。しかも無料です。これは,自分のように研究室から離れてしまった人間には大いに助かります。(他の分野では,大学に行かないと論文がなかったり,ネットにあっても有料の場合がほとんどです。)で,この事情を生物の研究者に話すと驚いていました。ふつう,論部を引用する際にはちょっと長い文章,たとえば JHEP 1010 , 070 (2010) みたいになるわけですが,arxivですと arXiv:1008.1104 これだけで伝わります。 今回の bioRxiv はいろんな意味で役に立ちそうです。特にSSH で英語の論文アブストラクトに挑ませたり,最新の研究成果を調べたいときに活用できそうです。

「ヒッグス粒子・日本・東北」を開催します!!!

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2013年度ノーベル物理学賞「ヒッグス粒子」に関連したイベントの講師を務めることになりました。奮ってご参加下さい。 今回のノーベル賞受賞に関して,様々なところで講演が行われています。特に東京で行なわれた 公開講座  は大盛況だったと伝え聞いています。 実験の当事者として関わったわけでもなく,現象論の研究者でもありませんので,ここ秋田・横手で開催する意義,そして自分が講師を務める意義ををよく考えた上でお話しようと思っています。すなわち, 非科学者・非専門家にとってわかりやすい「ヒッグス粒子」の説明とは? 「ヒッグス粒子」の理論は抽象的で理解しづらいので,これまでに様々な「たとえ話」が考えられてきました。今回,参加の皆様に協力していただくことで,それらの「たとえ話」の有効性を検証したいと考えています。 地域で科学を語る場を作りたい 非常に少数派ではあっても,科学に感心のある大人は確実に存在します。そんなみなさんで集まって,あれこれ話し合う場にしようと思います。タイトルの「日本・東北」はそれを意識しています。 参加申込方法 電話・FAX・e-mailにて,担当まで ・お名前 ・お電話番号 をお知らせください。複数名でご参加の場合は,代表者のお名前と人数を お知らせください。   ※FAX・e-mailの場合は,本文またはタイトルに  「12月15日 わくわくサイエンス参加希望」  とご記入ください。  ※定員65名に達した時点で,受付を終了させていただきます。     ご了承ください。 申込先 担 当 教諭 福原 克弘(ふくはらかつひろ) TEL (0182)35-4033 FAX (0182)35-4034 E-mail:  yokoteseiryoukoutougakkou@pref.akita.lg.jp 1 目的 スーパーサイエンスハイスクール事業の一環として、ノーベル賞を受賞した最先端研究に関する講演会を実施することにより、科学に関心のある地域住民との連携を深める。 2 日時 平成25年12月15日(日) 13:30~16:30 3 場所 横手市交流センター Y2(わいわい)ぷらざ  3階 研

初雪 131111

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11日の昼ごろから降ってきました。11月最初の雪なので,ぱらぱら降るだけだと思っていたのですが,いきなり本気でした。帰る時にはこんな感じ。 過去数年間は大雪が続いています。この冬はどうなるのでしょう。 ちなみに,前々回の週末の様子。

第48会 秋田県小・中・高等学校児童・生徒理科研究発表大会 131109

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秋田県教育研究会理科部会と秋田県高文連自然科学部会が主催する,「秋田県小・中・高等学校児童・生徒理科研究発表大会」に行ってきました。小学校,中学校は地区予選を突破したグループが出場できる大会です。高校については予選はありません。 会場は秋田大学の手形キャンパスです。参加校のバスがたくさん停車しています。 高校の発表は,昨年より数が増えました。また,中身もすごく充実してきました。昨年SSHに指定された 秋田中央高校 , 秋田北鷹高校  の寄与が大きいです。 自分が指導した「霧箱」の発表もまずまず,うまくいき,充実した発表会でした。 各校の発表テーマを掲載しておきます。