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7月, 2013の投稿を表示しています

APPC12 第12回アジア太平洋物理会議

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APPC12 で発表してきました。アジアの国々が参加する大規模な物理の会議です。日本での開催は今回が初めてです。  始発で東京へ。はじめてスーパーこまちに乗りました。外観がかっこいいです。乗ってしまえば従来のこまちと大して変わらない気もするのですが。 東京駅では京葉線まで歩いて移動。すごく遠くて、数駅分歩いた気がしました。今回の出張、駅の中を歩いてばかりでした。会場は千葉の幕張メッセです。さすがに国際会議のためのインフラが整っています。 発表の中身は、生徒と行なった「霧箱」です。意外にも、実験屋さんからいろいろと参考になるコメントをいただきました。 このポスター発表が終わっあとは物理教育のセッションへ。アクティブラーニング関係の話が多かったです。なかでも、印象的だったのがAlexander Mazzoliniさんのトーク。アクティブラーニングが成果をあげているにもかかわらず、「なぜアクティブラーニングの導入をためらう教師(研究者)がいるのか」ということを、サーベイで明らかにしつつ、現場で導入のサポートも行なっているそうです。じつはこれ、自分も日頃から考えていたことで、教師の「伝統的な授業に対する慣れ、固執、既成概念」が根強いと感じています。かくいう自分も、いまだにアクティブラーニングの実践を見学したことはほとんどありません。いくら論文で「概念形成に効果がある」といわれても、実際の授業を見るまで納得できないのが事実ではないでしょうか。実際に体験することの重要性は、SSHでいろんな活動に参加するなかで十分なほど実感しています。アクティブラーニングのコミュニティを充実させて、各地で実践の機会を増やしていくことが重要だと思いました。 翌日は閉会式や調印式?がありました。実際に「○○宣言」みたいなのの調印式を見たのは初めてでした。 帰りもスーパーこまちで。いろんな方とお話ができた、よいカンファレンスでした。

鳥海中学校 出張授業 「みんなで考えよう!エネルギー」

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中学校でエネルギー関係の出張授業です。 鳥海中学校 は、その名のとおり、鳥海山のふもとにある中学校です。天気がよいときは背後に鳥海山の姿が美しく見えます。残念ながら、今回の訪問では曇りで、鳥海山は姿を見せてくれませんでした。 授業の中身は、以前から大雄中で行なっているものをベースにしました。再生可能エネルギーの話から、秋田県の資源・環境・エネルギーの話を展開していきます。 授業に参加してくださった3年生のみなさんの表情は真剣そのもの。しっかりと授業に臨んで、元気に質問してくれる姿が印象的でした。鳥海中学校のみなさん、どうもありがとうございました!

サイエンスカフェ 130620

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6月20日、勤務校(横手清陵学院)の「サイエンスカフェ」講師として出演しました。 このサイエンスカフェは学校の SSH の一環として行なっているもので、うちの学校の中学生、高校生、そして外部からのお客さんも参加してくださっています。秋田市ならまだしも、横手の用な場所で、定期的に科学に関する話が聞ける機会ってなかなかありません。 開始してから3年が経って、すでに地域の1イベントとして定着しています。 今年度は例年よりボリュームを増やして、最初の4回は「相対性理論」のシリーズです。前3回は特殊相対性理論の基本的なお話で、清陵学院のF先生が担当してくださいました。最後となる第4回は一般相対性理論。「重力の謎」というタイトルでいろんなことを話ました。 生徒たちは行事などで本当に忙しい中、参加してくれました。特に参加してくれた中学生のみなさんが、科学に興味をもって高校に来てくれるのを楽しみにしています。

「未来の博士養成講座」明日開催!!

博士教員教育研究会にて企画している、 未来の博士養成講座 の第1講が明日に迫りました。正直なところ、この時期の高校生は野球応援、模試、部活など様々なイベントがあってかなり忙しいのです。にもかかわらず、多数の参加申し込みをいただき、無事開催できる見込みとなりました。申し込んでくださった生徒さんたちには本当に感謝、です。 まだ人数には余裕がありますので、追加の登録を受け付けています。ぜひ webサイト の申込フォームを使って申し込んでみてください。(スマホから登録する場合、txtバージョンをはりつけて送信していただければ結構です。)第2講からの受講でも結構です。

未来の博士養成講座

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秋田県の博士号教員が集まって 博士教員教育研究会 を結成してからもう2年経ち、今年が3年目です。これまで、 あきたサイエンスカンファレンス という高校生の研究発表会を開催していたのですが、今年度からはそれに加えて、博士を養成するための講座 未来の博士養成講座 を実施します。 7月から毎月、秋田県の博士号教員が科学の講座を開催します。私が事務局スタッフを勤めています。 この時期、高校には、大学から各種の講座の案内がたくさん来ます。同様なスタイルの講座もたくさんあります。そんな講座と、「何がちゃうねん」とお考えのアナタ!違うんですね〜、これが。セールスポイントは なんと言っても「 博士教員 」が担当していること!最先端研究の話題もバリバリ紹介しますし、なおかつ、高校で働いているので、イマドキの高校生の生活についてもよく把握しています。こんな先生たち、全国でも秋田県にしか、いません。どうやったら博士になれるのか、直接ハカセたちに聞いてみよう! 宿題 が出る!といっても、知識を詰め込むのではなく、頭を使って考える演習問題を出題します。 最後に「 認定書 」を発行します。 無料 です。 秋田県の高校生のみなさんへ→ぜひ web からエントリーしてください。 秋田県の先生へ→どんどん生徒たちに薦めてあげてください。 全国のメディア関係者の皆様→取材お待ちしています。 初めての試みなのでどうなるのやら、という不安と期待でいっぱいです。よろしくお願いいたします。