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博士号保有者を対象とした教員採用

教員採用募集の時期ははだいたい4月から6月にかけて、ピークは5月ごろです。募集期間が短いところが多くて、毎年気づかないうちに終わっていたりします。 今回は早めにすでに終わった募集(平成22年度の募集、23年度からの採用)の情報をまとめておきます。 (注) 今年度(23年度)もひきつづき博士の募集があるかどうかはわかりません。 もうしばらくしたら発表されるはずですので、各自治体の情報を要チェックです。 情報源: 東京アカデミー より。自治体のページを直接チエックしていませんので、間違いがあるかもしれません。 秋田県 [3]博士号保有者(高):理学、農学、工学における博士の学位を有する者で、社会的信望があり、かつ教員の職務を行うのに必要な熱意と識見を持っている者は、第一次選考試験は、書類審査とする。第二次選考試験は模擬授業、日常英会話を免除する。 岩手県 〔2〕社会人特別選考〔高〕(数・物・工・家)  出願資格を有し、民間企業等の従事者で平成22年4月1日現在、同一企業等で3年以上の勤務経験がある者、又は博士の学位を保有する者で、数学・物理・工業(機械・電気)に関する高度な専門的知識や技能を有する者、また、家庭においては、「家庭」の高等学校教諭の普通免許状を有し、かつ、「調理師」の資格を有する者は、第1次審査は書類審査、第2次審査は面接試験(口頭試問を含む)を行う。なお、特別免許状の取得条件を満たす者(ただし、家庭を除く)は、当該教科の普通免許状の取得又は取得見込がなくても出願できるが、第2次審査合格後、教育職員検定に合格し、特別免許の授与を受ける必要がある。 静岡県 〔 4〕博士号を取得した者を対象とした選考(理〔高〕) 高等学校教員理科(物理、化学、生物)を希望し、一般選考の受験資格(免許要件除く)を満たし、かつ以下の(1)及び(2)に該当する者は、第1次選考試験の教職・一般教養に代えて課題作文を実施する。 (1)大学院の課程に学んだ経験があり、平成22年4月1日現在において、「理学博士」の学位を取得済みである者。 (2)観察、実験等を通じて科学的な考え方を養い、「理科好きの生徒」を育て、日本若しくは世界の科学の発展に寄与する人材を育てる意欲がある者。詳細については募集要項参照のこと。 京都市 〔8〕博士号取得者の特例(数〔

横手の空間線量 【放射線】

今後、空間放射線のデータは こちら で更新していきます。

東北地方太平洋沖地震: 横手における状況

全国ニュースでは原発や大きな被害のあった地域が取り上げられるので、被害の少なかった秋田、ましてや横手のことはあまり報道されません。現状について把握している限りで書いてみます。 電気 停電すること無く普通に使えています。3/16と3/18には計画停電が予告されましたが、電力が確保されたので停電は行なわれませんでした。 3/27までは計画停電は実施されない予定です。 水道 通常通り使えています。 ガソリン 3/24現在においてもガソリン不足は改善の兆しが見られません。ごく一部のスタンドに入荷しても、長い列ができ、すぐに売り切れてしまうようです。この状態があと一週間続けば通勤・通学などに支障が出ます。この状態が続くと孤立する地域が出てきて、命にかかわります。現時点の最重要課題です。 食料品 スーパーの品揃えは通常通りとはいかず、インスタント食品などは相変わらず不足しています。野菜・果物・肉・魚などについてはそこそこ入荷しています。外食や弁当もほぼOKです。 放射線 県内における放射線の状況 空間線量は平常の値が続いており心配ありません。また、3/22には秋田市の水道水から微量の放射性ヨウ素が検出されましたが、暫定規制値を遥かに下回る量で問題ありません。

横手の空間放射線量

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いままでの値とともに、湯沢の3/17の線量を用いて規格化した値も出してみました。0.02μSv/h 程度で推移しています。

秋田県の環境放射能の状況について

秋田県では、秋田市と湯沢市で観測を行っているようです。 秋田県の環境放射能の状況について 県内での測定秋田市と湯沢市の2カ所で行われている模様。 秋田市:健康環境センター 湯沢市:雄勝地域振興局 湯沢のほうはこれまで一日に一回しか値が出てきていませんでしたが、今日から3回行うようにしたそうです。 秋田県は広大で、横手市のある県南地区と秋田市のある中央地区とはかなり離れています。県南のほうが福島に近いので、秋田市よりより早く放射線事故の影響を受けると考えられます。それで測定を開始したのでしょう。 学校で測定を開始しようと思ったのも、そういった地理的要因を考えてのことでした。 幸い、横手地域ではガソリン不足はあるものの、皆が落ち着いて生活しています。このまま平穏に暮らせることを願っています。

空間放射線量 アップデート

線量のアップデートです。 休日中は測定しませんでした。   場所: 秋田県立横手清陵学院高等学校 駐車場 測定装置: RADEX RD1503 測定方法:40秒ごとの表示値を5回記録し、平均値を算出。 3/17 16:25 0.11 3/18 9:50 0.11 3/23 13:15 0.15 引き続き平常値です。

福島原発の放射能を理解する カリフォルニア大学のMonreal氏による講演のスラ イド

福島第一原発はいまだに予断を許さない状況にあります。自分もいろいろと情報を集めてたのですが、物理関係の有志がこんなスライドを準備してくれました。 福島原発の放射能を理解する カリフォルニア大学のMonreal氏による講演のスライド これまで見てきた中では、最も詳しくて納得のいく資料だと思いました。 これを読む限りでは、「想定外の事態が起こらない限り、日本全域とか東アジア一帯にまたがるような被害は起こらない」という印象です。チェルノブイリのような最悪の事故とは明らかに違います。 作業をしてくださった皆様に心から感謝いたします。

秋田県横手市での放射線量

福島県の原発事故をうけて、3月15日から職場で線量の測定をしています。 なお、以下に示した線量は 秋田県が公表した数値 0.035Sv/h程度)の3倍以上ですが、これは今回用いた測定器 RADEX RD1503 と、県で使っている 測定器の仕様の違いだと考えられます。  したがって、秋田県の結果と同様、 放射線量は平常値を保っています。 このことについては、測定器のメーカーに問い合わせて確認済みです。(ちなみに、県の数値は、日頃「 はかるくん 」で観測している値とほぼ同じです。) 「 はかるくん 」と比較をしたいのですが、いま手元にないためにできません。 いずれにせよ、15日からの3日間安定しており、 健康への影響は全くない平常値です。   以下、測定結果です。 場所: 秋田県立横手清陵学院高等学校 駐車場 測定装置: RADEX RD1503 測定方法:40秒ごとの表示値を5回記録し、平均値を算出。 測定日時       線量[μSv/h] 3/15 9:40     0.12 3/15 13:35   0.12 3/16 10:50  0.09 3/16 14:55   0.11 3/17 9:05      0.11

地震/素G安全​確認名簿(ウェブ)

素粒子論グループの安否情報確認システムが設置されました。 地震/素G安全​確認名簿(ウェブ) http://wwwhep.s.kanazawa-u.ac.jp/JEQ-sg-l/ パスワードは別途SG-Lのメールでご確認ください。

2011-3-11 地震

大変なことになっています。 関西にいます。無事です。 ちょうどこの日、関西に帰省の予定でした。秋田空港にて出発前に大きな揺れが。2時間遅れで出発しました。 他の方の安否情報、連絡等ありましたらメールをお願いします。

iPad 2

家に帰ってTVを見たら、iPad2のニュースをやっていました。 iPad 2 驚いたこと 全モデルより薄く軽いのにバッテリーの持続時間は同じ カメラ 気合いの入ったカバー HDMI出力 とくにHDMI出力は学校現場では重宝するのではないでしょうか。(無線が一番いいですが。)カメラも役に立つはずです。物理や生物の実験で便利に使えそうです。純正のケースもいいですが、防水ケースもあればいいですね。 Appleのサイトでも、教育関連への利用をアピールしていますね。 残念なこと 秋田の電気屋さんでは売っていません。触りたければ自分で買うしかありません。 そして、 もっと驚いたこと ジョブズが元気に話をしていた 健康面の不安が噂されているジョブズですが、いつもと変わらぬ声でしゃべっていて驚きました。彼のトークはほんとうに聞きやすくて、高校生のリスニングにいいんじゃないかと思っています。

総研大 物理科学研究科セミナー (2)

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総研大 物理科学研究科セミナー の続きです。午後は博士号をとって異分野へ進出した方々とのパネルディスカッションです。トップバッターはわたくし。 高校で何をやっているのか、なぜ高校教員になったのか、いろいろお話しました。他のお二人の講師の方々もトークをしました。 左から、日本総研の 宮内洋宜 氏、セイコーエプソンの神保成昭氏、そして私、です。お二方とも大変面白い話をしてくださいました。神保さんはモノづくりで活躍されておられます。カンと経験に頼っていた工業製品の設計もシミュレーションすれば行程を早められますよ、そこで博士の力が活かせる、というお話でした。宮内さんは主に低酸素化関連のビジネス提案をされているそうです。よくTV出演されているそうで、バリバリの関西弁トークに脱帽でした。自分も関西人ですがしゃべりが下手なので。。。 お二人とも、学位を取られてから民間に行かれて、「まったく後悔していません」とか、「転職です」など、大変力強いメッセージが印象的でした。 こういうセミナーで話をするのは大変楽しいのでいつも喜んで引き受けさせてもらっているのですが、実は一番望むべきことは、こういうセミナーが無くなることではないでしょうか。博士がいろんな分野に普通に出て行って、普通に評価されるのが当たり前になれば、こういうイベントをやる必要はないわけですから。 お世話になった総研大の皆様、講師の方々、どうもありがとうございました!またどこかで会えることを願っています。